まるでケーキのようなドーナツが食べられるお店
平河町にあるドーナツのお店、hocus pocus(ホーカスポーカス)は僕にとって特別なお店である。
実はhocus pocusのイートインスペースにあるシンボリックな照明の製作をさせてもらった。デザインをしたのはこのお店の内装を手掛けたphyle(BP.を運営する設計事務所)だった。
今、bowksでBP.の照明シリーズを製作しているのは、その時の出会いがあったからこそ。
【BP. Lighting】
BP. official online store
インテリアにまつわる照明器具やオブジェ、ハンドルなどの金物

「ホーカスポーカスらしい、魔法のようなドーナツの照明を作って欲しい」
そんな依頼を頂き、
そういえばお店を作る時にも運営メンバーのSさんが言ってたのを思い出した。
あれから5年経ち、こうしてカタチにする機会をもらえて嬉しい。
現実の世界とドーナツの穴越しの世界
僕が提案したものは、昔から存在する照明付きのルーペスタンドと言われるアイテム。
実は以前からこのマニアックな照明を作ってみたいと密かに思っていた。
幼少期に初めて虫メガネを手にした時、なんでもかんでもレンズ越しに見ては不思議な感覚になったのは僕だけではないと思う。
それが「ドーナツ」や「魔法」というテーマにピタリとハマったという作品になりました。
ただ壁に向けたり、首を90°傾けてフロアやテーブルトップの反射光で間接照明として使ったり、照明付きルーペスタンドとして作業にももちろん使える。
そして最近では撮影用としてこんな形状の照明を見かけるので、そういった使い方もできるとかできないとか。(意図してないのでわからないけど)




ドーナツの穴から向こう側を覗いた事がありますか?
ドーナツ越しに見る世界はまるでカートゥーン。
ひっくり返る 歪む 拡大する
小さな小さな壁の汚れ テーブルトップの凹凸の陰影
ぜひ平河町のhocus pocusで覗いてみて下さい。
【hocus pocus】

HOCUS POCUS
伝統的な製法と不思議な技術で仕上げられたお菓子。ケーキのようなドーナッツを中心にハンドポータブルな焼き菓子を取り揃えます。東京・永田町より徒歩2分の平河町にある堅牢なビル一階。
